シオカラトンボ (塩辛蜻蛉)

シオカラトンボ (塩辛蜻蛉) どんなむし?
←こちらは「オオシオカラトンボ」です。

オスは胸(むね)からお腹(なか)にかけて白い粉(しろいこな)でおおわれるので、塩辛(しおから)という名まえがついています。よく似(に)ているのはオオシオカラトンボですが、翅(はね)のつけ根の黒い色があるかないかで区別(くべつ)できます。シオカラトンボは、秋になると成熟(せいじゅく)して青色が濃(こ)くひろがってきます。上の写真(しゃしん)で、茶色の木の上にとまっているのは9月に撮影(さつえい)したものです。ずいぶん鮮(あざ)やかな青色になっていますね。

メスは、うすい黄色をしています。その色からムギワラトンボ(麦藁蜻蛉)とも呼(よ)ばれたりもします。[Fujisaki.A][全長47~61mm]

みつけてみよう・あそんでみよう

「とんぼのめがねはみずいろめがね」というお歌がありますが、シオカラトンボの目はまさに「みずいろめがね」ですね。トンボの大きな眼は複眼(ふくがん)とよばれ、レンズを持つ1個の眼があつまってできています。トンボの眼は2万ほどがあつまってできているといわれています。いったいどんなふうに世界をみているのでしょうか。[Fujisaki.A]